カニ専門店でコース料理を堪能するも、同じ味ばかりで食事会が苦痛に

年末に親族20名ほどで集まる機会があり、東海地方で(訪れたのは静岡の店舗)数店舗を持つカニ専門店にコース料理を食べに行きました。新規開店の店でもあり、普段カニを食べることは滅多になかったため、意気揚々と出かけました。26歳だった私は食欲も旺盛な頃なので、カニのコース料理を食べつくす気満々でした。

【カニ尽くしの絶品料理】専門店ならではの味わいで箸が止まらない

次々と運ばれてくる期待通りのカニ料理に箸が進みました。カニは様々な種類でタラバやズワイがそれぞれに合った料理となって提供されてきました。カニの小鉢やカニサラダ、カニ豆腐から始まり、茹でカニ、カニ茶碗蒸し、焼きガニ、カニ天ぷら、カニ雑炊…。カニが姿形を変え、コース全体で13品程運ばれてきました。

どの料理も、家庭とは違う専門店ならではの味わいを楽しむことができました。最初は久々に食べるカニに、もっともっとと箸が進んでいたのですが、コース料理も半分を過ぎる頃には、「カニ以外のもの、無いかなあ…」と正直辛くなってきていました。

高齢の親族からは「こんなに食べれないから、食べなさい」とカニ料理が次々と私に寄せらせれ、さらに追い込まれることに…。様々な料理に変えたとしてもカニはカニ。カニの味を無視した料理は提供されないため、どの料理を食べてもカニの味わいがいつまでも舌に残るのです。

最後の汁物でさえカニの出汁が良くきいていたため、口をさっぱりさせるどころかボディーブローのように胃に効いてきてしまいました。唯一、カニが全く使用されていない最後のシャーベットが、いつになく美味しく感じてしまうほど、シャーベットの存在は本当に救いでした。

カニのコース料理に降参..美味しく食べるなら一品料理がベストかも

カニは美味しい!でも、だからと言ってカニ尽くしのフルコースは食べるものではないというのが経験から得た教訓です。とはいえ、カニが本当に好きで普段からカニを食べている人には、もしかしたら堪能できるコース料理なのかもしれません。

同席していた弟(当時22歳)や妹(当時20歳)、母(当時50代半ば)も、私と同じような感想を述べていた事から、カニのコース料理に参ってしまう人は少なからずいるのではないでしょうか。

丁度良い程度にカニを食べるなら、コース料理の中でメインとして、または一品料理で堪能しながらカニを食べるのが良いと思います。ご馳走のカニでも美味しく食べられる食べ方というものがあるのだと、つくづく実感した貴重なカニの失敗談でした。