生臭すぎたお歳暮のカニは、ニンニクにも負けない強烈レベル

毎年ではないのですが、3年ごとにカニが贈られてきます。私が住んでいるところは、海がない奈良県なので海産物は非常に嬉しい贈り物の一つです。35歳になる私ですが、実は20歳まで「カニなんて食べるの邪魔くさいし、お腹いっぱいにならない」という理由で、カニ好きではありませんでした。

しかし、年齢のせいなのでしょうか?食の好みが変わり、今では海産物の優しい味がたまらなく好きで、カニは大好物の一つになっています。

お歳暮で届く大好きなカニのため、衝動買いをグッと我慢

日本海側の地域に住む知り合いが、お歳暮としてカニを送ってくれるようになりました。いつもは丸ごと松葉ガニ2杯が送られてくるので、1杯は豪快に茹でガニに、もう1杯は焼きガニにして、少しカニみそを残して、甲羅に日本酒をいれて飲むのが最高に好きでした。

甲羅酒の味が忘れられず、スーパーでカニをみると衝動買いしてしまいそうになります。ですが、知り合いが送ってくれるお歳暮のカニの価値が薄れるような気がして、グッと我慢しています。そんな時に限って、テレビの旅番組や通販でカニ特集をするので、はがゆくなるんです。

初めてのタラバに大興奮するも、身が細すぎ&臭すぎでダブルショック!

お歳暮の時期、私は知り合いからのカニをまだかまだかと首を長くして待っていました。すると、きました!お歳暮のカニが届いたのです。宅配の人からカニが入っているであろう箱を受けとると、箱がいつもより倍近く大きいし重い!「もしかしていつもはカニ2杯だけど、今年はもっとたくさん!?」とニヤニヤしながら箱を開けました。

入っていたのはトゲトゲで妙に脚が長いタラバガニ姿1杯だったんです!恥ずかしながら、実はタラバガニを食べたことがなかったので妙に興奮しました。さっそく夕食にいただくことにしました。姿ガニだったので片側の脚は茹でて、もう片側は焼いていただくことにしました。いつもより上等な日本酒も用意して姿タラバガニを食べる準備万端です。

まずは茹でた脚からいただきました。匂いは「若干カニっぽいかな」と思いました。松葉ガニより殻を割るのが大変なので、けがをしないよう慎重に割り、身が残らないよう殻を慎重にスーっと抜くと、「細い!細すぎる!」思わず大きい声で叫んでしまいました。

殻に身が残ってしまったのかと思い、殻を確認すると中はキレイに空っぽでした。「茹ですぎたのかなぁ?、失敗してしまったなぁ?」と意気消沈しながらもカニを口へ運びました。すると、「生臭い!」今後は思わずカニを吐き出してしまいました。頭の中はパニック状態でした。

バターとニンニクで調理するも、カニの生臭さは消えずガックリ

今度は焼いた脚の殻を割りました。「このカニは大丈夫だろう」と信じて、慎重にスーっと殻を抜きます。ところが「細い!やっぱり細い!しかも、茹でた脚より細い!」。カニを口に運ぶと、やはりプーンと生臭さがあり、頭の中は真っ白になりました。

さすがにカニを捨てるのは悪い気がして、というより自分が思い描いていた幸せな夕食にしたかったのか、私は意地になっていました。

フライパンでたっぷりのバターとニンニクを炒め、最後に白ワインでカニを蒸し焼きにしたのです。「今度こそは!」と口に運ぶと、バターとニンニクのいい香りが漂い、「これなら大丈夫!」と思った瞬間、生臭さがプ~ン…。お歳暮のカニは結局、ゴミ箱行きになってしまい残念でした。